前作よりもサメの数は増えていますが、相変わらず出番が少ないという改善の意思を感じられない作品です。
邦題 | ザ・メガロドン 怪獣大逆襲 |
原題 | Megalodon Rising |
公開年 | 2021年 |
監督 | ブライアン・ノワック |
出演 | トム・サイズモア/ウィンター・エディンス/オシェイ・ニール |
制作国 | アメリカ |
ランク | B級(トンデモ設定や雑なCGなどのツッコミどころを楽しむ作品。) |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
演出や絵作り | ★★☆☆☆ |
サメの造形 | ★★☆☆☆ |
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あらすじ
アメリカ西海岸サンディエゴの沖を航行していた中国戦艦が沈没。生存者を救出した米国戦艦キング号と、その引き渡しと退去を要求する中国戦艦サイ号との間に緊張が走る。
一歩間違えば戦争になりかねない一触即発の状況の中、巨大ザメ・メガロドンが3尾も襲来。中国戦艦は激しい攻撃を受けてしまう。
前作でメガロドンと闘ったリンチ中佐の姉であるキング号の艦長は、中国の情報を聞き出すことがメガロドン撃破の鍵になると考え、本部の命令やサイ号艦長との駆け引きに翻弄されながらも解決策を模索する。
しかし、勢いの止まらないメガロドンは、サンディエゴの海軍基地まで破壊しようとしていた。
果たして、リンチ艦長はメガロドンを倒し、皆を救うことができるのか・・・?
これ以降の記載は映画の重要部分についてのネタバレを含みます。鑑賞前にネタバレを知ってしまったことに対する責任は一切負いかねますので、予めご了承ください。
見どころ・ツッコミどころ
サメは増えたのに出番が減った
B級サメ映画の代名詞であるアサイラムが『MEG ザ・モンスター』に対抗して作ったとされる『MEGALODON ザ・メガロドン』の続編にあたる映画です。
「安っぽすぎる」「もっとサメを出せ」などネットで酷評された前作の反省を活かすのかと思いきや、むしろ劣化したのではないかと思うクオリティでした。
CGなどが安っぽいのはテレビ映画なので諦めるしかありませんが、メガロドンを3尾も登場させたのにサメの出番が少ないというのは致命的だと言わざるを得ません。
前作よりサメの数が増えているのにも関わらず、ストーリーは前作同様に軍人同士の駆け引きや人間模様で占められ、サメは物語の合間に船に体当たりするだけの存在と化しています。
しかも、そんなサメに砲撃するシーンや体当たりで揺れる船内のセットが明らかに前作の使い回しに見えます。そこで節約した予算をサメにかけることはできなかったのか・・・。
さらに、今回のお相手である中国軍は意固地なだけで米国とやり合う意思はなく、前作にあったようなアクションシーンもありません。
メガロドンたちがサンディエゴの基地を襲撃するという新展開も、メガロドンが基地をぶっ壊す直接的な描写はほぼなく、港近くを泳ぐサメに発砲する様子や、空母に乗り上げてジタバタするサメが映るくらいです。
そんなメガロドンに対し最終的には米中が協力して戦いを挑むのですが、海を泳ぐメガロドンに一斉に銃を乱射するという物量作戦が展開された挙句、突然現れた司令官の魚雷で吹き飛んでしまいます。
司令官の登場が唐突過ぎる上に爆破の映像がショボいことも相まって、大将が自分ごとサメを木っ端微塵にした前作の方よりも物足りない作品なってしまいました。
その他見どころや豆知識
- 拘束室にシーツみたいなものがいっぱい押し込まれているキング号。捕虜に自害されたらどうするんだ。
- 途中でメガロドンを1尾倒したはずなのに、レーダーを見ていた軍人が「3尾動いている」と言うシーンがあります。結局何尾だったんだ。
- 海軍基地なんだからロケットランチャーとか持ってくればいいのに、巨大ザメにマシンガンだけで挑む軍人たち。
サメに関する解説
サメの造形
前作『MEGALODON ザ・メガロドン』と変わらず、異様にゴツゴツした見た目のデカすぎるメガロドンでした。前作のレビュー記事以上に言うことはありません。
サメの行動
行動とは少し違いますが、気になったことを一つ。
リー博士がハッキングに使ったビームの音波について説明する際、「ビームの影響でウキブクロの平衡が崩れて破裂する」という趣旨の話をしていますが、サメにウキブクロはありません。
サメたちはウキブクロの代わりに、油をたっぷり含んだ肝臓を持っています。種によって肝臓の大きさに差はありますが、この肝臓によって浮力を維持しています。
ただし、この肝臓だけでは浮力が足りないのか、ほとんどのサメが泳ぎ続けないと浮力を維持できずに沈んでしまいます。
シロワニというサメはこの例外で、胃の中に空気をためることで浮力を維持することができます。
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